当たり前といえばあたりまえですが
飲酒運転撲滅週間というか月間というか。
訓示とか回覧とかがやたら回ってきます。
タマさんがお酒好きなのは知れ渡っているので[そりゃ学生時代*1から宴会盛り上げキャラだったし*2]、なにかと風当たりが強い今日この頃です。
……歩いて5分で家に着くのにどーやって飲酒運転しろと……。
それにお酒は好きだけど、別にアル中なわけじゃないし、飲まないなら飲まないで何年でも大丈夫なんですけどねぇ……。
で、こんな記事を見つけたんですけどね*3。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060925-00000257-mailo-l44
あんまりなので揉み消されてリンク切れそうなので引用しておきます。
飲酒運転をした公務員を事故の有無にかかわらず即、懲戒免職にするのは、法律の「比例原則」に基づいて疑問がありはせぬかと先週の当欄で書いた。何人かの法曹関係者に意見を聞いたのだが、ある弁護士さんの言葉が言い得て妙だった。「小難しい法律用語を持ち出さなくても、立派なことわざがあります。鶏を割くにいずくんぞ牛刀を用いん」
小さな鶏を殺すのに牛を殺すのに用いる大刀を使うのは愚の骨頂。何事もバランスが大事という意味だ。福岡市での幼児3人死亡事故に端を発した公務員への非難とその波紋を見るにつけ、いろいろなことわざが頭に浮かんできた。
マスコミも品行方正な者ばかりそろっている訳ではない。大丈夫かなと心配していたら早速、山梨で某紙の記者が酒気帯び運転で検挙された。事故を起こした訳ではないが懲戒解雇の厳罰だ。27歳。一昔前なら将来を考慮して寛大な処分もあったろうが、厳罰化をあおったのはマスコミ。人を呪わば穴二つ。
大分でも県土木建築部職員が飲酒運転で事故を起こし逮捕された。県庁には1週間で100本を超す抗議が寄せられたそうだ。大半が懲戒免職を求める内容だったという。「飲酒運転は誰でも起こしうる。今日の被害者が明日は加害者になるかもしれない。格差社会の憂さを公務員たたきで晴らしていないか」というのが先の弁護士の見立て。一理あるのでは。罪なき者のみ石もて打て。
(後略)
……アホですか……。
飲酒運転は故意犯でしょが。
交通事故で人ハネ殺したら“業務上過失致死”だけど、今回の福岡の事故は“傷害致死”*4で、前者は“不可避”で後者は“可避”。誰でも起こしうるのは前者ですよ。
そりゃ私は社会人2年目で地方3種(最下層)公務員の小娘ですが、それくらいのことは分かります。法と判例ばっかりお勉強しすぎて、人としてのバランスどっかにすっとばしたんじゃないかと思いますよこの弁護士さん。
前に、笑点で歌丸師匠がこんなことを言ってました
「“刀”という字はどこに点を打つかで“力”もなれば“刃”にもなる」と。
自動車は刀です。ドライバーは車を“力”として使います。そして飲酒運転は車を“刃”として振り回す行為です。
官民関係なく*5、飲酒運転は懲戒免職*6というのは決してバランスを崩しているわけではないでしょう。
刃を振り回すことは鶏クラスではなく大牛クラスであり、であるからこそ牛刀を用いて然るべき。そうタマさんは思います。